書家/書道家 伊藤月山 がっさん (伊藤白水)のプロフィール

プロフィール

書家/書道家 伊藤月山(伊藤白水)
― GASSAN ITO ―
恩師 伊藤暁鶴

  • イタリア親善訪問全日本教育書道代表団団員として推薦される
  • 中華民国親善訪問全日本教育書道代表団団員として推薦される
  • 風舞書(ふうぶしょ)の創始者(商標登録済)
  • 日本書道美術館展 元審査会員
  • 諸流派書道展主宰
  • 書道大学代表作家展 出展
  • 多数の受講生に師範免許状を授与
  • NHKを始めとする豊富な筆文字依頼

筆文字作品のご採用実績としてエキシビジョン(イタリアのフェレンツェでのイベント)・世界最大級のポリティカル・カンファレンスの日本版(J -CPAC2019のKEY VISUAL)・NHKのドキュメンタリー特番4回シリーズ・テレビCM(ソフトバンクモバイルのキャンペーン・プロ野球チーム応援CM等約30本)・テレビ番組(NHK特別番組・TBSテレビ・日本テレビ・フジテレビ・TOKYO MX 青森テレビ・テレビ宮崎・九州放送)・オリンピック(金メダルオリンピック選手等を輩出した企業の道場の看板)・国土交通省(新東名高速道路開通祝賀会の際のテーブルクロス)・ソフトバンクのお父さん犬とのコラボレーション等多数。

古典から現代までの書について

もともと文字は、意思の伝達のために生まれました。いつしか隷書の八分にみられる様に装飾美をもった文字が幅広く世の中の要望に応えてきました。
現代の書道はというと、その種類の多さを把握することは出来ません。書道塾に例えれば、それぞれ基本の書き方までも違うのに驚きます。〇〇書道会、〇〇書道学会、〇〇研究会と書道の塾に関してだけでも相当数あって、上手い・下手の基準が違ってきます。
つまり、〇〇学会の師範といっても〇〇書道に行くと5級6級くらいに判断されることがよくあります。基本のはねの部分に関して、この1つをとってもまちまちです。
私のはねの基本は、収筆の段階で筆の裏を線の中心まで下ろし、少し浮かせて円を描くようにはねる―この様に習いました。

流派や書風が違えば、他の書道の会は下手に見えるようです。

そしてお互いに他の流派の良いところを認めようともしない。私はそれが嫌で、北海道から九州までの主な人を中心に「諸流派書道展」を5回開催しました。
学校教育現場では、先生が生徒に教えることは上手い・下手の一定の基準を示さなければ無理だと思います。
過去に、私の生徒がまだ1級でした。学校の同じクラスに10段の人がいました。先生が、展覧会に出品する代表に私の生徒を選びました。当然、周りの生徒の中に先生のひいきでの判断と思った人がいるかも知れません。どういうわけか、私の生徒が選ばれることがよくありました。つまり、先生方の判断基準は私に似ているのだと思いました。

また、街を歩いて看板を見たりスーパーへ行って商品パッケージやラベルなどを見たり、何とまあ多彩な書風か驚くばかりです。筆文字が商品のイメージを創っていくのに一翼を担っていることは確かです。これは、今の一般的な書道塾等には無い楽しい世界です。
今、私は書の指導を辞めクライアント様のご要望に応えるよう努力しております。
考えてみると、「春風」を書く場合と「怪力」と書く場合では同じ書風ではその文字のもつ意味を活かすことは出来ません。私は、「感情・感覚・らしさ」の筆文字表現を追求しています。それが現代の書道を分類する実用の書・インテリア書道・墨アート・商業書道・アート書道など幅広く活かされると思っているからです。
また今、私は漢字を媒体として筆文字ロゴデザインやシンボルマークの制作も行っております。

選べる書風(作風)一覧