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筆文字の大きさには、大字・中字・小字と大きく分けてこの3種になります。
小字に関して言いますと、作品の善し悪しは50%までが筆の力と言われております。綺麗な筆文字を書こうとして筆を購入した場合、10本中10本全てが満足することはありませんでした。とりわけ命毛が最適な長さでないと、なかなか綺麗な筆文字は生まれません。私(書家 伊藤月山)の場合、かな書道においてはできるだけ筆を垂直の状態にして運筆します。そうしないと、左払いなどは綺麗に書けないからです。私が生徒さんに指導する時、大筆であっても小筆であっても筆を自分の方に倒して書いてもらいます。その次に、筆をできるだけ垂直に書くように指導しています。
その線の美しさを生徒さん方は口をそろえて『筆を倒すと綺麗な線は出ない』と言います。垂直に近い状態で運筆を教えるだけよりも間違った筆遣いを教えた方が、どうやら覚えが早いようでした。
また、小字用筆は慣れないうちは全部下ろして書くべきではないと思っております。
書き終えてから筆を洗うのは水道の水でジャブジャブ洗うものではなく、書き損じた半紙などに水を垂らして筆毛に沿って丁寧に拭いていくことが大事です。
筆文字デパートでは、現在和文フォントの他、高級感、力強い、荒々しい、御朱印風など34種以上の様々な表現によるオーダーメイド制作の筆文字デジタルデータ販売を行っておりますが、今後は筆文字キーホルダーやゴールドの高級感ある色紙の販売などグッズ制作の展開を行っていく予定です。
商品販売の準備が整いましたら、こちらのグッズ販売ページにて掲載予定です。