「力強い」表現を例に筆文字表現の選び方を説明しております。

筆文字表現の選び方

躍動感等の表現の中には力強さが含まれています

※当サイトでのご注文で最も多い筆文字による表現は「力強い」です。以前はクライアント様自身が力強い表現を望んでいらっしゃるのは分かりますが、「どの様な力強さ」なのかを尋ねても漠然とした答えしか返って来ませんでした。ここでは、「力強い」を重点に説明させていただきます。
筆文字表現の「力強い」は60作品以上あります。これらの作品は書体が楷書・行書・隷書・であったり、筆法が提按・蔵鋒・露鋒・・・・・・多種類あります。

 

※1本の細い線を筆で書いたとき、私はその線は緊張感があるというだけで片付けることは出来ません。どうしてもまだ付け加えたくなります。それは寂しい、また神経質です。その様な見方をすると「この字は力強い」という評価だけではどのような力強さなのか、まだしっくりきません。
線には表面化した力強さや鋼鉄を真綿でくるんだ様な力強さを内蔵したものがあります。そう考えると筆文字作品は「感情・感覚・らしさ」を表現できると思っております。
当サイトには、「大らか」「躍動感」「凛々しい」「癒し」「激しい」「活気」「古風」「ダイナミック」「重厚」などの筆文字表現を掲載していますが、これらの表現の中に「力強い」がミックスされています。従って、「力強い」の約60作品だけで選ばず他の表現もご覧いただきたいと思います。

 

※波磔などの方向をはっきりと変えたり懸針・鉄柱・象笏等を使ったりして、当サイトでは書風サンプルを200作品以上掲載しておりますが、全て違う様にしております。

力強い筆文字ロゴ